胃の病証 『胃熱』とは?
僕の妹なので、旧姓:伊藤、現在は:近藤、出産日は3月10日の:佐藤さんの日です。
先日実家に行くと、母が妹の1歳半になる第一子を預かって世話をしていました。
これから二人の男の子を育てる妹。陰ながら応援したいと思います。
さて今日は、胃の代表的な病証『胃熱』についてご紹介したいと思います。
胃熱の生成は、邪熱によるもの、精神抑鬱によるもの、脂っこい物や甘い物や辛い物の偏食によるものなどがあります。
主症は、上腹部の灼熱痛、腹部拒按です。また、食欲の亢進や食後すぐに空腹感を感じるようになり、これは消穀善飢(しょうこくぜんき)といわれています。口臭、強い口渇、便秘などを伴いやすいです。
胃の虚熱病証は、腎陰虚によるものであり、主症は上腹部の嘈雑(そうざつ)です。
嘈雑とは、空腹なようで空腹ではなく、痛むようで痛まず、苦悩して安らかでない状態のことをいいますが、現代では胸やけと言い換える事もできるかと思います。
しだいに上腹部が痛むようになりますが、胃に食物が入るとおさまります。空腹感がありますが、あまり食べられないのがこの病証の特徴で、口や咽頭の軽度の乾きを伴います。
