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梅雨は消化器官にご注意ください。

こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。

今日はスッキリしない空模様ですねぇ。

九州地方は早くも梅雨入り、関東も早ければ明日、梅雨入りするそうです。

毎年この時期になると、決まってカラダが重ダルくなったり、食欲がなくなったり、かゆみや湿疹ができたり、お腹がユルくなったり。。。

そんな症状が出てくるヒトはいませんか?

そこで今回は、陰陽五行からみた『梅雨』を少しご紹介したいと思います。

いきなり余談ですが、そもそもなぜ『梅雨』というかご存知でしょうか?

日本では、梅雨という言葉は江戸時代から使われ始めました。 それ以前は五月雨(さみだれ)と言われており、源氏物語や松尾芭蕉の俳句にも「さみだれ」が見られます。

梅雨という言葉は、いくつか説がありますが中国から入ってきました。

その語源は、「梅の実が熟す頃に降る雨」という意味で、中国の長江流域では「梅雨(ばいう)」と呼んでいたという説。また、「黴(カビ)が生えやすい時期の雨」という意味で、「黴雨(ばいう)」と呼んでいたが、カビでは語感が良くないので、同じ読みで季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったという説などがあります。

陰陽五行では、季節も五つに分類しますが、その中に梅雨が入っています。

木|肝|胆  |春  |風

火|心|小腸|夏  |暑

土|脾|胃  |長夏|湿

金|肺|大腸|秋  |燥

水|腎|膀胱|冬  |寒

『長夏』というのが梅雨にあたります。

先程、梅雨時期に出てくる症状をいくつか挙げましたが、その他に梅雨によく現われる症状として、めまい・むくみ・無気力・頭痛・関節の痛み・水虫・帯下の増加などがあります。

この原因は『湿』 消化吸収機能をつかさどる脾(=胃)は、湿に弱く、本来の働きが悪くなります。

脾には食物を消化吸収し、全身に送り届ける役割があります。湿が脾に溜まると、その働きを阻害し、食欲が湧かない・何となく消化が悪い・体がダルい・疲れやすいなど、さまざまな症状が出てきます。

それでは、こんな時期にはどのようなコトに注意すればいいのでしょうか?

ポイントは2つ。

① 消化吸収によいものを食べ、脾の負担を減らす。

② 軽く汗をかく運動で、余分な水分や老廃物を排出する。

脾の機能を高めてくれる食材としては、とうもろこし・あずき・ハト麦・かぼちゃがオススメです。また、夏野菜であるトマト・きゅうり・苦瓜は、余分な水分を体外へ排出してくれ、身体を適度な水分に保ちます。

湿を発汗させ排出するものとして、生姜・シソ・ねぎ・みょうが・三つ葉などもいいでしょう。スポーツやサウナ、入浴などで体の巡りをよくして代謝を高めながら、余分な水分=湿を汗として排せつするのも一つの方法です。

この時期、とくに体調を崩しやすいヒトは、今年はいつもとちょっと変えて、気を付けてみては如何でしょうか?

陰陽五行説 鍼灸 健康 食事

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