日本、茶・茶・茶!!
先日、お休みの日に少し遠出をしたのですが、行く先々で『新茶』という字が踊っていました。
僕の感覚では、もう少し早い時期が新茶の時期かと思っていたのですが、「気候や地域によって変わるよな」と思い直し、試飲できる新茶の味と香りを堪能しました。
そこで今日は、お茶と陰陽五行の関係について少しお話ししたいと思います。
TVの天気予報で、気象予報士の方が「今日は立春ですね。」とか「今日は冬至ですので、昼の時間が一年で一番短い日ですね。」などと話したりするのを目にしたことはありませんか?
この「立春」や「冬至」という言葉は、現在使われている太陽暦以前に使われていた、『太陰太陽暦』の中の言葉です。
他にも季節の移ろいを表現する言葉がたくさんあり、合わせて『二十四節気七十二候』といいます。
それ以外にも、『雑節』や『節句』などがあり、今日のテーマであるお茶に関していえば、雑節のなかの『八十八夜』があります。
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目にあたる日のことをいいます。「夜」というのは「日」と同義語です。毎年1日程度のズレはあるものの、大体5月2日ころが八十八夜にあたります。
八十八夜と呼ばれるようになったのは江戸時代からで、春から夏に移る節目の日として、夏の準備を始める日とされてきました。
八十八夜とお茶の関係は、お茶は霜にとても弱く、霜対策はお茶作りには欠かせない要素です。
昔から「八十八夜の別れ霜」などと言われ、八十八夜は霜が降りなくなり、安定した気候が訪れる時期でもあるので、この日から新茶の摘み取りが行われるようになりました。
その年で最初に新芽を摘んで淹れたお茶を『一番茶』または『新茶』といいますが、八十八夜に摘まれた新茶は、栄養価が高いとされ珍重されていました。
新茶には冬の間に蓄えられた成分が詰まっており、そのためお茶のうまみとなるテアニンなどの成分が豊富に含まれているからです。
ちなみに、日本を代表するお茶の産地といえば、日本三大茶の産地として有名な静岡・宇治・狭山が有名です。
話は変わりますが、お茶ついでに『茶道』についても少し触れておきたいと思います。
僕は全く分からない世界なのですが、茶道と陰陽五行には、切っても切れない、密接な関係があるそうです。
例えば、お茶事は、前半(初座)と後半(後座)の二部構成ですが、 「初座の陰、後座の陽」と言われるように、 前半は陰を楽しみ、後半は陽を楽しむよう、趣向が凝らされているそうです。
他にも、春と夏の季節(風炉)には灰型を作り、 その真ん中には「水」を意味するマークを書き、火を水で鎮めたり、丸いお棚(丸卓)の時は柄杓を下向きに置き、四角いお棚の時は柄杓を上向きに置く そうです。
これは、丸が陽、下が陰、四角が陰、上が陽、を意味するので、 それぞれ陰と陽を組み合わせてバランスをとっているそうです。(※ 全部学校の先生の受け売りです。(^o^;))
まぁ、これはこれとして、僕は美味しいお茶とみたらし団子の組み合わせが好きです♥︎
