top of page

もうすぐ七夕

三つ目の「棚機(たなばた)」ですが、布を織る女性を「棚機女」と呼び、「古事記」にちなんで天から降りてくる水神に捧げるための神聖な布を穢れを知らない女性が「棚造りの小屋」にこもって俗世から離れて織る、という習慣がありました。この女性が過ごす「棚造りの小屋」とは、日本語の「棚」に含まれる「借家」の意味をこめて「布を織る間だけ借りる家」という意味があります。そして、この「棚」は俗世から女性を離すために高い柱で支えられていました。現代の私達には、この「棚造りの小屋」は馴染みのない物の様に感じますが、家の高い所に置いて神様を祭っている「神棚」と同じような物です。この様な習慣と「星伝説」に登場する「織女(織姫)」が似ていたので、日本では中国から伝わった行事が広く受け入れられたといわれています。また、「七夕」を「たなばた」と読むのは、この行事の際に特別な「棚」を作る他に「棚機女(たなばたつめ)」の習慣があったからだと考えられています。

七夕 鍼灸 健康

タグ:

特集記事
最新記事
タグ検索
ソーシャル
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
bottom of page