食トレ
つい先日、高校野球関連のニュース記事を読んでいたら、食トレという言葉を目にしました。
食事もトレーニングの一環という考えで、選手達に意識的に食事を取らせるというものです。
トレーニングと食事は必ずセットで考えなければいけないので、ウエイトトレーニングが普及してきたのと同じく、食事に対しても重要性が認識されてきたのはとても良い事だと思います。
しかし、ただ普及すればよいというわけではありません。正しい知識と供に普及しなければいけません。
食事をトレーニングと考えるのであれば、適切なタイミングで適切な量というのを重要視しなければいけません。
しかし現状は、ただひたすら量を食べさる。こればかりが重要視されているようで、とても食トレとは呼べません。
高校野球という環境、公立校と私立校、学校の経営状況など様々な理由により、食事に関する事を徹底させるのは正直難しいとは思います。
難しいという事で、量を食べさる事だけに徹底してしまうというのもあるかもしれません。
しかし、難しいとしても難しいなりにやり様はあるはずです。いや、あります。
指導者が正しい知識を持とうとする意識があれば、絶対に食トレといってただ量だけを食べさせるような選択肢にはなりません。
食というの一生涯関わる事で、身体の成長に1番必要なものです。
それを成長期であり思春期である高校生に指導するわけですから、指導者は責任重大です。
高校野球は2年4ヶ月程ですが、この短い期間にどんな影響を与えるかは指導者次第です。
誰にどんな指導をするのか、それは身体と今後にどれほど影響がある事なのか。
しっかりと考えてくれる指導者がたくさん増えると良いな〜と思う、元高校球児でした。。。
