トレーニングと怪我2
トレーニングをしていて怪我をしてしまうという事は、事故的な物を除けば、主にトレーニング自体が過負荷、身体に適していない、指導者の知識技術不足です。
トレーニング自体が過負荷というのは、わかりやすくいえば追い込みすぎという事です。
トレーニングそのものは身体にダメージを与えている事なので、追い込み過ぎれば怪我をするのは当然。わかりきっている結果です。
トレーニング後のケアや、追い込んだトレーニングをした後の次のトレーニング内容調整。これをしなければほぼ100%怪我をします。すぐに怪我をしなくても、その後ほぼ確実に怪我をします。
私は野球をしていたので、よくプロ野球や高校野球の記事を目にしますが、シーズンが始まってすぐ怪我をしてしまうなどの記事をよく目にします。
直接見たわけではないので、あくまでも推測ですが、これはトレーニングの失敗。準備の失敗が一理あると思います。
プロでしたら自己責任の部分が多いと思いますが、アマチュアや学生でしたら指導者の責任も十分あります。
高校野球で例えますが、トレーニングは追いこんでなんぼみたいな風潮がまだまだあります。
16〜18歳ぐらいですから、耐えることは出来ますし、回復もそれなりに早いです。しかし、負担がきてないというわけではありません。蓄積はします。ここを決して忘れてはいけません。
身体は成長期ですし、トレーニング内容やケアや食事の仕方が身体に適していなければ、今後の成長、活躍を妨げる可能性もあります。
トレーニングの効果を引き出すのであれば、今の身体に適しているもの、つまり必要なものを必要なだけ与えてあげる事が唯一無二の条件です。
これは必ずしも一致するわけではなく、差がある事を認識してしていなければなりません。
お互いがこの差を認識し、バランスを取りながらトレーニングする事で怪我のリスクが少なくなり、高いトレーニング効果が発揮できる事に繋がります。
指導する立場になったからには、相手が望むところまで導く責任がありますからね。
個人的な感覚ですが、この時指導者側が前に立ち、望むところまで連れていくという感覚ですと、ついトレーニングを追い込み過ぎる傾向になるのかな〜と思います。
主体はあくまでも選手であり、どうやって進んでもらうかがポイントかなと。
もっと怪我がおきやすい具体的な事を書こうと思ったのですが、なんだかダラダラと長いコラムみたいになってしまいました。。。次回はもう少し具体的な事を書きたいと思います。
