春分の日
明日は今日以上に寒くなる予報なので、外出される際は気をつけてくださいね。
正確には、春分の日の前後3日間、合計7日間をお彼岸といい、最初の日を『彼岸の入り』、春分の日を『彼岸の中日』(ちゅうにち)、最後の日を『彼岸の明け』といいます。
春分の日は(秋分の日もですが)、一年の中で『昼と夜の長さが同じになる日』です。
一年間の太陽サイクルの中でも、冬至・春分・夏至・秋分は特に重要視されていて、それぞれが特別な意味を持つ節目とされてきました。
陰陽五行説では、春は木気・夏は火気・秋は金気・冬は水気という『気』が強くなり、冬至・春分・夏至・秋分はそれぞれ季節の気が最大になる日とされています。
陰陽五行説で木の気は、午前中や東の方位を表し、これから明るい季節が始まり、どんどん成長していく様子を示します。
春分は、これから暖かくなり草木を生育させる「春の気」そのままに、『成長運』『発展運』を最も強く持つ日とされています。
最後に余談ですが、お彼岸にはよく「おはぎ」を食べるといいますが、なぜだかご存知ですか?
おはぎにはあずきを使いますが、あずきには『邪気を払う』力があるといわれており、昔から魔除けの効果があると信じられてきました。そして、砂糖やもち米は当時大変高価なものでした。
そこには、ご先祖様を大切に思う気持ちが表れており、あずきともち米を合わせることで、『ご先祖様と心を合わせる』という思いが込められているそうです。
ちなみに、おはぎのことを「ぼたもち」と呼ぶ人もいると思いますが、実はどちらも同じ物です。
明日は生憎のお天気ですが、近々お天気のいい日に、今回の話を少し思い出して、お墓参りをされると、また少し違った思いが生まれてくるかもしれませんよ!?
