虚証(きょしょう)実証(じっしょう)、あなたはどっち!?

こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。

最近、通勤の電車の中で本を読むことが多いのですが、今日、隣に座った学生さんがプリントを手に一生懸命みていました。

どうやらテストがあるらしく、その勉強でした。

僕も中学生時代、電車通学だったときに電車の中や歩いているときも問題集片手に通っていた事を思い出して懐かしかったです。

 

今日は、東洋医学の視点から、あなたの体質について、少しご紹介したいと思います。

 

東洋医学では心身の状態を見る独自の『ものさし』があり、そのひとつが『虚証(きょしょう)』『実証(じっしょう)』です。

『証』とは体質のことをいいます。

その他にものさしとして、『陰陽(いんよう)』『気(き)・血(けつ)・水(すい)』といったものがあります。

 

『陰陽』では、その人の体質や病気の進行状態を判断します。

たとえば、座っているだけなのに脈が速く、汗が出るような活動的で熱性の特徴をもった人は『陽証』です。

逆に、代謝が悪く、体が重くてだるく感じるような非活動的で寒性の特徴をもった人は『陰証』と判断されます。

でも、この指標は優劣を示すものではありません。どちらか一方に傾くのではなく、バランスのとれた状態が良いとされています。

 

『気・血・水』については、次回詳しくご紹介したいと思いますが、人間の身体は気・血・水の3要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていると考えられています。

そのため、逆に気・血・水のいずれか一つでも、不足したり、滞ったり、偏ったりすると、不調や病気、障害が起こりやすいとされています。

 

体力の充実度や体質、病気に対する抵抗力の強弱を判断するものさしが『虚実』です。

エネルギッシュで声が大きく、顔の色ツヤがよいのが『実証』タイプの人です。

逆に、青白い顔色をして、すぐにカゼを引いてしまうような虚弱体質の人は『虚証』タイプといえます。

その他、それぞれの特徴を半分ずつもつ『中間証』タイプの人もいます。

一見すると、実証タイプの方が健康そうに思えますが、実はそうではありません。

しぼんでしまうと弾まず、膨らみ過ぎると割れてしまう風船のように虚実ではどちらか一方の傾向に偏ることなく、バランスのとれた中間証タイプが理想的とされています。

 

虚証は一般に疲れやすく、胃腸が弱いなど虚弱な人が多い傾向があります。

ですが、必ずしも寿命が短いわけではないし、色白でひょろっとか弱そうに見える人がみんな虚証というわけではありません。

虚証は慢性的な症状を訴えることが多く、病気になっても症状の出方は比較的穏やかです。

虚証とは本来の生命力が弱まって体の機能が低下した状態なので、低下した生命力を補う必要があります。

生命力(気)には、肺(空気)と胃腸(飲食物)で造られる『後天の気』、生まれながらの持っている『先天の気(元気)』があり、虚証は、生命力を普段から丈夫にしていく必要があります。

例えば胃腸機能の弱い人は、胃腸に負担をかけない食事を心がけることが大切です。

夏に冷たいものを食べすぎて胃腸が疲れていると感じたら、まずは胃腸を休めることが先決です。

『温かいものを少量、和食粗食で腹八分目』が基本です。

精をつけようと無理にたくさん食べたり、脂っこいものや刺激物などを摂ったりすると、かえって胃腸の機能を低下させてしまうので注意しましょう。
また、虚証は冷えに弱いことが多く、クーラー病になったり、秋口の涼しさにうっかり窓を開けて眠って冷えたり、夏に避暑地に行って冷えて体調を崩す人が増えるので、気をつけましょう。 

 

実証は比較的丈夫で、実際は疲れていても疲れを感じにくい傾向があります。

しかし、壮健だからといって必ずしも虚証より寿命が長いとは限らないし、一見がっしり丈夫そうな体格でも、実は体力のない人もいるので、見かけだけで判断はできません。

実証は普段は元気ですが、ひとたび風邪をひいたりすると急激な症状があらわれる傾向があります。

実証は、有害物によって体の機能が阻害された状態なので、治療としては有害物(邪)を除去する必要があります。
例えば、お酒を飲むと下痢をしやすいという自覚があるならお酒を控える、あるいは、空気が乾燥すると風邪をひきやすいという自覚があるならマスクや加湿器を使うといった対策をとることが大切です。

普段から自分には何が有害かということをかえりみて、それをできるだけ避けるのが得策です。

実証は疲れをあまり感じない分、つい無理をして体に負担をかけてしまうことが多い傾向があります。

少しでも『いつもと違って調子が悪いな』と思ったら、早めに休むようにしましょう。
また、引っ越しや転職などで環境が変わったときや、大きな仕事の節目、あるいは季節の変り目などの『境目』にガクンと疲れが出て体調を崩してしまうケースが多いので、そうしたときはできるだけ休息をとるように心がけましょう。

 

さて、あなたはどちらに当てはまりますか?

 

 

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