『気』『血』『水』からみる肥満のタイプ2
梅雨に入りジメジメした日が続きますが、めげずに頑張っていきましょう!!
さて今日は前回の続きで、『気』『血』『水』からみる肥満のタイプ、残り2つ『湿熱(しつねつ)タイプ』『瘀血(おけつ)タイプ』について書いていきたいと思います。
このタイプは『気虚タイプ』を併せ持っている人が多いのも特徴です。
過食によって胃腸が疲れていて、食べてもエネルギーをうまくつく出せないでいる場合があり、結果、基礎代謝が下がり、胃腸は弱って余分な水分が溜まりやすくなり、ますます湿熱を助長します。
食べたものをしっかり出す習慣を作りだし、体内に余分なものを溜めないようにしましょう。
運動も積極的に、汗をかいて、身体に溜まった熱を発散しましょう。汗っかきな人には、水泳や水中運動、アクアビクスなどもオススメです。
・便秘気味だが体調を崩すと下痢しやすい ・ダイエットしてもリバウンドしやすい
・ガッチリ体型で固太り ・早食いで大食い ・冷たいもの、脂っこいもの、甘いものが好き
このタイプは、若いころは痩せていたのに、30代を過ぎたころからなんだか太りだしたという人に多いタイプです。
コレステロールや中性脂肪など血中脂肪が多く、内臓脂肪や皮下脂肪が付きやすい状態で、それが原因で見た目以上に体重が多くなっています。
食生活には問題はないが、食事の量を減らしても効果がない、そんなあなたは血の巡りが悪く、血がドロドロになってしまっている『瘀血』状態かもしれません。
瘀血があると骨盤のうっ血が起こり、冷えやすくなったり、ホルモンバランスを乱すことにもつながります。脂肪の代謝に影響のある女性ホルモンが影響を受けると、太りやすい体質になってしまいます。
気虚や気滞、湿熱が進むと血の巡りがわるくなり、瘀血がどんどん悪化していきます。
血中脂肪の多いこのタイプは高血圧や高脂血症などの生活習慣病に繋がり、婦人科トラブルを抱えることも多いので、早めに体のバランスを整えることが大切です。
このタイプの人は、身体を冷やさない、疲れすぎない、ストレスを溜めこまないように心掛けましょう。
血中脂肪、瘀血改善には、血のめぐりを良くすることが肝心。骨盤の血行をよくする下半身中心のトレーニングがオススメです。
・食生活に特に問題は無いが量を減らしても効果がない ・脂肪肝など内臓に脂肪がつきやすい
・冷房に弱く、お腹や下半身が冷えやすい ・背中や腕など上半身を中心に全体的に太い
東洋医学では、一気に体重を減らすようなダイエット法などはなく、基本的には健康なカラダを作ることに着眼しています。
でも、そのやり方を普段の生活の中にムリなくとけ込ませることが出来れば、健康的な太りにくい身体とずっと過ごすことが出来ますよ。
