『気』『血』『水』からみる肥満のタイプ2こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は水曜日だというのに久しぶりに雨が降っていませんね!梅雨に入りジメジメした日が続きますが、めげずに頑張っていきましょう!! さて今日は前回の続きで、『気』『血』『水』からみる肥満のタイプ、残り2つ『湿熱(しつねつ)タイプ』『瘀血(おけつ)タイプ』について書いていきたいと思います。 湿熱(しつねつ)タイプこのタイプの特徴は・食欲旺盛・ガッチリ体型 このタイプの人は、エネルギッシュで疲れしらず。そして、食べる量も多ければ食べるスピードも早いです。冷たいもの、脂っこいもの、甘いものも大好きなこのタイプは一見健康的に見えますが、熱の邪気によって興奮しやすくなっているためで、正常な空腹感からくるものではありません。冷たいものが大好きな人は、体内に余分な『邪気』が溜まって熱を持ってしまっているためで、それを冷まそうとして冷たいものをとってしまいます。顔が赤くなったり、身体が火照ったりするのもそのためです。ビールと一緒に脂っこいおつまみっというのが習慣になっている人は、太りやすい体質を作り出しています。 このタイプは『気虚タイプ』を併せ持っている人が多いのも特徴です。過食によって胃腸が疲れていて、食べてもエネルギーをうまくつく出せないでいる場合があり、結果、基礎代謝が下がり、胃腸は弱って余分な水分が溜まりやすくなり、ますます湿熱を助長します。 食べたものをしっかり出す習慣を作りだし、体内に余分なものを溜めないようにしましょう。快便は規則正しい生活リズムから生まれますので、夜更かしをやめて早め早起きを心掛けましょう。食事は、脳の満腹中枢が満足するまでには時間が掛かるので、早食いは厳禁。お酒、甘いもの、脂っこいもの、唐辛子などの刺激物も避けましょう。食べたいのを我慢すると、反動でまた食べ過ぎてしまうので、回数を多く、量を少なく食べるようにしてみてください。 運動も積極的に、汗をかいて、身体に溜まった熱を発散しましょう。汗っかきな人には、水泳や水中運動、アクアビクスなどもオススメです。 湿熱タイプの特徴・暑がり ・汗かき ・ニキビや吹き出物などのトラブルが多い ・便秘気味だが体調を崩すと下痢しやすい ・ダイエットしてもリバウンドしやすい・ガッチリ体型で固太り ・早食いで大食い ・冷たいもの、脂っこいもの、甘いものが好き 瘀血(おけつ)タイプこのタイプの特徴は・見た目より体重がある このタイプは、若いころは痩せていたのに、30代を過ぎたころからなんだか太りだしたという人に多いタイプです。コレステロールや中性脂肪など血中脂肪が多く、内臓脂肪や皮下脂肪が付きやすい状態で、それが原因で見た目以上に体重が多くなっています。食生活には問題はないが、食事の量を減らしても効果がない、そんなあなたは血の巡りが悪く、血がドロドロになってしまっている『瘀血』状態かもしれません。瘀血があると骨盤のうっ血が起こり、冷えやすくなったり、ホルモンバランスを乱すことにもつながります。脂肪の代謝に影響のある女性ホルモンが影響を受けると、太りやすい体質になってしまいます。気虚や気滞、湿熱が進むと血の巡りがわるくなり、瘀血がどんどん悪化していきます。血中脂肪の多いこのタイプは高血圧や高脂血症などの生活習慣病に繋がり、婦人科トラブルを抱えることも多いので、早めに体のバランスを整えることが大切です。 このタイプの人は、身体を冷やさない、疲れすぎない、ストレスを溜めこまないように心掛けましょう。瘀血の予防で最も大切なことは、体を冷やさないことです。防寒はもちろんですが、食べるものも体を冷やさない食事を心がけましょう。冷たいサラダや果物、清涼飲料水などは避け、ニンニク、玉ねぎ、ラッキョウ、セロリ、トマトなどの血の巡りを良くする野菜、秋刀魚やイワシなどの青魚に含まれるEPAという脂肪酸も血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすのにもオススメですので、そういった食べ物を中心にした食生活を心掛けましょう。 血中脂肪、瘀血改善には、血のめぐりを良くすることが肝心。骨盤の血行をよくする下半身中心のトレーニングがオススメです。 瘀血タイプの特徴・食生活に特に問題は無いが量を減らしても効果がない ・脂肪肝など内臓に脂肪がつきやすい・肌のくすみ、シミが気になる ・頭痛、肩こりがある ・冷房に弱く、お腹や下半身が冷えやすい ・背中や腕など上半身を中心に全体的に太い いかがでしたか?東洋医学では、一気に体重を減らすようなダイエット法などはなく、基本的には健康なカラダを作ることに着眼しています。でも、そのやり方を普段の生活の中にムリなくとけ込ませることが出来れば、健康的な太りにくい身体とずっと過ごすことが出来ますよ。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は水曜日だというのに久しぶりに雨が降っていませんね!梅雨に入りジメジメした日が続きますが、めげずに頑張っていきましょう!! さて今日は前回の続きで、『気』『血』『水』からみる肥満のタイプ、残り2つ『湿熱(しつねつ)タイプ』『瘀血(おけつ)タイプ』について書いていきたいと思います。 湿熱(しつねつ)タイプこのタイプの特徴は・食欲旺盛・ガッチリ体型 このタイプの人は、エネルギッシュで疲れしらず。そして、食べる量も多ければ食べるスピードも早いです。冷たいもの、脂っこいもの、甘いものも大好きなこのタイプは一見健康的に見えますが、熱の邪気によって興奮しやすくなっているためで、正常な空腹感からくるものではありません。冷たいものが大好きな人は、体内に余分な『邪気』が溜まって熱を持ってしまっているためで、それを冷まそうとして冷たいものをとってしまいます。顔が赤くなったり、身体が火照ったりするのもそのためです。ビールと一緒に脂っこいおつまみっというのが習慣になっている人は、太りやすい体質を作り出しています。 このタイプは『気虚タイプ』を併せ持っている人が多いのも特徴です。過食によって胃腸が疲れていて、食べてもエネルギーをうまくつく出せないでいる場合があり、結果、基礎代謝が下がり、胃腸は弱って余分な水分が溜まりやすくなり、ますます湿熱を助長します。 食べたものをしっかり出す習慣を作りだし、体内に余分なものを溜めないようにしましょう。快便は規則正しい生活リズムから生まれますので、夜更かしをやめて早め早起きを心掛けましょう。食事は、脳の満腹中枢が満足するまでには時間が掛かるので、早食いは厳禁。お酒、甘いもの、脂っこいもの、唐辛子などの刺激物も避けましょう。食べたいのを我慢すると、反動でまた食べ過ぎてしまうので、回数を多く、量を少なく食べるようにしてみてください。 運動も積極的に、汗をかいて、身体に溜まった熱を発散しましょう。汗っかきな人には、水泳や水中運動、アクアビクスなどもオススメです。 湿熱タイプの特徴・暑がり ・汗かき ・ニキビや吹き出物などのトラブルが多い ・便秘気味だが体調を崩すと下痢しやすい ・ダイエットしてもリバウンドしやすい・ガッチリ体型で固太り ・早食いで大食い ・冷たいもの、脂っこいもの、甘いものが好き 瘀血(おけつ)タイプこのタイプの特徴は・見た目より体重がある このタイプは、若いころは痩せていたのに、30代を過ぎたころからなんだか太りだしたという人に多いタイプです。コレステロールや中性脂肪など血中脂肪が多く、内臓脂肪や皮下脂肪が付きやすい状態で、それが原因で見た目以上に体重が多くなっています。食生活には問題はないが、食事の量を減らしても効果がない、そんなあなたは血の巡りが悪く、血がドロドロになってしまっている『瘀血』状態かもしれません。瘀血があると骨盤のうっ血が起こり、冷えやすくなったり、ホルモンバランスを乱すことにもつながります。脂肪の代謝に影響のある女性ホルモンが影響を受けると、太りやすい体質になってしまいます。気虚や気滞、湿熱が進むと血の巡りがわるくなり、瘀血がどんどん悪化していきます。血中脂肪の多いこのタイプは高血圧や高脂血症などの生活習慣病に繋がり、婦人科トラブルを抱えることも多いので、早めに体のバランスを整えることが大切です。 このタイプの人は、身体を冷やさない、疲れすぎない、ストレスを溜めこまないように心掛けましょう。瘀血の予防で最も大切なことは、体を冷やさないことです。防寒はもちろんですが、食べるものも体を冷やさない食事を心がけましょう。冷たいサラダや果物、清涼飲料水などは避け、ニンニク、玉ねぎ、ラッキョウ、セロリ、トマトなどの血の巡りを良くする野菜、秋刀魚やイワシなどの青魚に含まれるEPAという脂肪酸も血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすのにもオススメですので、そういった食べ物を中心にした食生活を心掛けましょう。 血中脂肪、瘀血改善には、血のめぐりを良くすることが肝心。骨盤の血行をよくする下半身中心のトレーニングがオススメです。 瘀血タイプの特徴・食生活に特に問題は無いが量を減らしても効果がない ・脂肪肝など内臓に脂肪がつきやすい・肌のくすみ、シミが気になる ・頭痛、肩こりがある ・冷房に弱く、お腹や下半身が冷えやすい ・背中や腕など上半身を中心に全体的に太い いかがでしたか?東洋医学では、一気に体重を減らすようなダイエット法などはなく、基本的には健康なカラダを作ることに着眼しています。でも、そのやり方を普段の生活の中にムリなくとけ込ませることが出来れば、健康的な太りにくい身体とずっと過ごすことが出来ますよ。