top of page

湿邪

ロシアワールドカップ、初戦のコロンビアに2−1で日本が勝ちましたね!!

おめでとうございます。

昨日家に着いたらちょうどキックオフの時間で、最初から最後までテレビにかじりついて観戦していました。

『大迫ハンパね〜!!』

ここ最近、日本各地雨が降りしきっていますが、みなさん体調が優れない日が続いてはいないでしょうか?

それは、もしかしたら『湿邪』が影響しているかもしれません…。

そこで今日は、湿邪についてちょっと説明していきたいと思います。

東洋医学では、自然界には風邪(ふうじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・熱邪(ねつじゃ)という6つの病気の原因になりうる環境が存在していると考えています。

これら6つの邪気を『六淫(ろくいん)』といい、これに対して、体内の機能が低下することで身体の中から生じる5つの邪気を『内生五邪(内風・内寒・内湿・内燥・内火)』といいます。

梅雨から夏にかけては湿邪が強くなります。

湿邪というのは、高すぎる湿度のせいで体に余分な水分がたまり、それが原因で体が冷えてしまうことによる体調不良のことを言います。

水は人間になくてはならないものですが、湿度の高すぎるところに長時間いると発汗がうまくおこなわれず、余分な水分が排出できなくなってしまいます。東洋医学では、湿邪が体内のいろいろな場所に溜まって『冷え』を起こすと考えており、冷えると、血液の循環が滞って代謝が悪くなり、 汗や尿として水分をしっかり排出できなくなります。そのため、むくみも起こりやすくなります。

湿邪は脾胃の機能を低下させ、重く濁り、粘着して停滞し、下降しやすく体の下部に症状が出やすいことから、むくみ、頭痛、胃もたれ、強い眠気胸やお腹がすっきりしない、残便・残尿感、腹水、下痢、浮腫、頭・手足・体の重だるさ、関節の痛み、尿の濁り、オリモノが増える、食欲不振、目やに、痰、鼻水などの症状がみられることが考えられます。

湿邪対策としては、まず体を湿気にさらさない工夫をしましょう。 雨が続くときは、降っている間は窓を閉めて湿気を入れないようにして、晴れたら窓を開けて風を通すようにします。部屋の湿度を40~60%に保つように除湿します。 さらに、体内の余分な水分を汗や尿で排出しやすい状態にしましょう。

生姜ネギ三つ葉セリなどの香味野菜やかんきつ類は、その香りで、胃腸の働きを活発にし、体内の余分な水分である湿の排出を助けてくれます。その他オススメの食材は、しそ、葱、柚子、三つ葉、山椒、唐辛子、ニンニク、にら、レモンなど。

キュウリスイカなど、利水作用のある食材もおすすめです。利水のオススメ食材は、緑豆春雨、黒豆、西瓜、メロン、蛤、白菜、アスパラガス、グリーンピース、高菜、とうもろこしのひげ、緑豆や小豆、インゲンマメなどの豆類、ハトムギ、とうもろこし、冬瓜、セロリなど。

発汗を促す辛味食材は、とうがらしショウガ、香辛料などです。 水は下に溜まるので、の症状は下半身にあらわれやすいです。全身の血流をよくするためにも、靴下やスパッツの重ね履きなど、下半身を温めます。上半身は薄着でも大丈夫なので、暑いときは調節してください。 また、夏でもシャワーですませず湯船に浸かるのがオススメです。半身浴はリラックス効果で自律神経を整え、ストレスや痛みを軽減します。 ウォーキングやジョギング、水が溜まりやすい関節まわりのストレッチも効果的です。

雨の日が続くと、電車やバスも遅れがちなので、出かけるときは時間にゆとりを持つようにするなど、なるべくストレスを溜めない工夫も必要です。また、カビが生えやすい時期なので、食品の保存にはいつもより気を配りましょう。

湿邪 東洋医学 鍼灸 健康

タグ:

特集記事
最新記事
タグ検索
ソーシャル
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
bottom of page