夏風邪に注意!こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。ベルギー、残念でした…。今朝も3時に起きて、サッカー観ちゃいました。日本に勝ったベルギーに優勝して欲しい気持ちと、新たなスター『エムバペ』をもっと観たい気持ちと両方が交錯して、観ずにはいられない試合でした。今日は、イングランドvsクロアチアです。ど〜しようかなぁ。 さて今日ですが、最近僕の周りで『夏風邪』を引いてしまった方をチラホラ見かけます。風邪というと寒い季節という印象ですが、暑い季節にももちろんあります。そこで今回は『夏風邪』について少し書いていきたいと思います。 夏風邪は、夏に引く風邪だからそう呼ばれていると思っている方も多いと思いますが、冬に引く風邪との違いは実は時期だけではありません。夏風邪に限らず、風邪を引いてしまう原因の大半はウイルスによるものといわれており、その多くが低温で空気が乾燥した状態を好みます。ですが、夏風邪を引き起こすウイルスは、高温で湿度の高い環境を好みます。代表的なのが『エンテロウイルス』と『アデノウイルス』です。『アデノ』とは『喉(のど:扁桃腺)』、『エンテロ』とは『腸』を意味します。そのため夏風邪には、のどの痛みと嘔気、腹痛、下痢を伴うことが多いです。夏風邪が時に『お腹の風邪』と呼ばれるのはこのためで、夏場はエアコンなどで体が冷えるので、お腹を壊しやすい状況にありますが、何日も下痢が続く場合には夏風邪を疑ってみるのがよいと思います。 夏風邪は、暑い夏の時期に体調不良になることから『夏バテ』と勘違いしやすく、お腹の調子がよくないのにも関わらず、体力をつけるために無理に食べてしまうと、余計に症状がひどくなってしまいます。また、夏バテをして体力が低下している時にウイルスに感染しやすくなってしまうので、疲れやすくお腹の調子がよくないと感じたら、まずは睡眠をしっかりとって体力を回復するのがよいでしょう。さらに、熱が出ていなければお風呂に入ってリフレッシュすることもよい方法です。新陳代謝がよくなるだけではなく、副交感神経が優位に働き免疫力が上がるため、軽い症状であれば撃退できる場合もあります。 夏風邪と冬の風邪は、ウイルスの種類が違うといいましたが、感染経路にも違いがあります。冬の風邪は主に飛沫感染が多いのに対し、夏風邪は経口感染が多いのも特徴なので、外出から帰ってきたら、手洗いうがいをするのは勿論、バスタオルやトイレの手拭きなどを共有しないことも大切です。夏風邪を引き起こすウイルスは湿度の高いところを好むので、濡れたタオルは厳禁です。また、室内をエアコンで冷やしすぎるのも気を付けましょう。寒い場所に長時間いるとそれがストレスになるだけではなく、外との気温差に体が慣れずに自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れると免疫力が低下しウイルスに感染しやすくなりますので、注意して下さい。 最後に、夏風邪撃退のツボをご紹介します。 風門(ふうもん)首を前に倒した時に大きくでっぱりができる骨から、下へ背骨の突起を数えて二つ目。そこから、左右外側に指幅2本分離れたところです。 東洋医学では、ここから『風の邪気』が入ると、風邪を引き起こすと考えられています。このツボはちょっと自分で押しずらいので、誰か信頼できる人にお願いしてください。 うつ伏せになって、風門のツボを左右同時に押してもらいます。 風池(ふうち)首の後ろの中央にあるくぼみから、左右外側に指幅2本分離れたところ。髪の生え際あたりです。 風門から入ってきた風邪が、風地で池のように溜まると言われています。 両手で、頭の側面を包み込むようにして親指をツボ部分にあて、頭を持ち上げながら、親指に力を入れます。 少し痛みを感じる程度に刺激しましょう。 これからが夏本番!夏風邪なんて引いていたら、勿体ないですよ!!^o^
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。ベルギー、残念でした…。今朝も3時に起きて、サッカー観ちゃいました。日本に勝ったベルギーに優勝して欲しい気持ちと、新たなスター『エムバペ』をもっと観たい気持ちと両方が交錯して、観ずにはいられない試合でした。今日は、イングランドvsクロアチアです。ど〜しようかなぁ。 さて今日ですが、最近僕の周りで『夏風邪』を引いてしまった方をチラホラ見かけます。風邪というと寒い季節という印象ですが、暑い季節にももちろんあります。そこで今回は『夏風邪』について少し書いていきたいと思います。 夏風邪は、夏に引く風邪だからそう呼ばれていると思っている方も多いと思いますが、冬に引く風邪との違いは実は時期だけではありません。夏風邪に限らず、風邪を引いてしまう原因の大半はウイルスによるものといわれており、その多くが低温で空気が乾燥した状態を好みます。ですが、夏風邪を引き起こすウイルスは、高温で湿度の高い環境を好みます。代表的なのが『エンテロウイルス』と『アデノウイルス』です。『アデノ』とは『喉(のど:扁桃腺)』、『エンテロ』とは『腸』を意味します。そのため夏風邪には、のどの痛みと嘔気、腹痛、下痢を伴うことが多いです。夏風邪が時に『お腹の風邪』と呼ばれるのはこのためで、夏場はエアコンなどで体が冷えるので、お腹を壊しやすい状況にありますが、何日も下痢が続く場合には夏風邪を疑ってみるのがよいと思います。 夏風邪は、暑い夏の時期に体調不良になることから『夏バテ』と勘違いしやすく、お腹の調子がよくないのにも関わらず、体力をつけるために無理に食べてしまうと、余計に症状がひどくなってしまいます。また、夏バテをして体力が低下している時にウイルスに感染しやすくなってしまうので、疲れやすくお腹の調子がよくないと感じたら、まずは睡眠をしっかりとって体力を回復するのがよいでしょう。さらに、熱が出ていなければお風呂に入ってリフレッシュすることもよい方法です。新陳代謝がよくなるだけではなく、副交感神経が優位に働き免疫力が上がるため、軽い症状であれば撃退できる場合もあります。 夏風邪と冬の風邪は、ウイルスの種類が違うといいましたが、感染経路にも違いがあります。冬の風邪は主に飛沫感染が多いのに対し、夏風邪は経口感染が多いのも特徴なので、外出から帰ってきたら、手洗いうがいをするのは勿論、バスタオルやトイレの手拭きなどを共有しないことも大切です。夏風邪を引き起こすウイルスは湿度の高いところを好むので、濡れたタオルは厳禁です。また、室内をエアコンで冷やしすぎるのも気を付けましょう。寒い場所に長時間いるとそれがストレスになるだけではなく、外との気温差に体が慣れずに自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れると免疫力が低下しウイルスに感染しやすくなりますので、注意して下さい。 最後に、夏風邪撃退のツボをご紹介します。 風門(ふうもん)首を前に倒した時に大きくでっぱりができる骨から、下へ背骨の突起を数えて二つ目。そこから、左右外側に指幅2本分離れたところです。 東洋医学では、ここから『風の邪気』が入ると、風邪を引き起こすと考えられています。このツボはちょっと自分で押しずらいので、誰か信頼できる人にお願いしてください。 うつ伏せになって、風門のツボを左右同時に押してもらいます。 風池(ふうち)首の後ろの中央にあるくぼみから、左右外側に指幅2本分離れたところ。髪の生え際あたりです。 風門から入ってきた風邪が、風地で池のように溜まると言われています。 両手で、頭の側面を包み込むようにして親指をツボ部分にあて、頭を持ち上げながら、親指に力を入れます。 少し痛みを感じる程度に刺激しましょう。 これからが夏本番!夏風邪なんて引いていたら、勿体ないですよ!!^o^