東洋医学からみる6つの体質
先週末は、「もう秋の気配が」という陽気だったのに、今日は真夏に逆戻り。
この繰り返しでどんどん秋めいていくのでしょうけど、今年は身体がついていけるか心配です。
そこで今回から、『東洋医学からみる6つの体質』と題して、健康な状態を保つための1つの参考になればと思い、ご紹介していきたいと思います。
以前にも何回か書きましたが、東洋医学では『気』『血』『津液(水)』という3要素が健康な身体にとって、とても大切なものになります。
『気』は生命のエネルギー、『血』は血液とその機能、『津液』は血液以外の水分とその機能のことを指します。
この3つの要素が充実してスムーズに巡ることができていれば、人は健康な状態を保つことができますが、不足したり、途中で滞ったりすると、身体に異常が現われてきます。
これからご紹介する6つの体質は、この3要素のうちどれか1つ、もしくは2つが不足または滞っている状態を指します。
それぞれの特徴を把握して、自分に照らし合わせ、実践できそうなことがあれば試してみてください。
今回は、『気虚』(ききょ)タイプについてご紹介したいと思います。
このタイプの人の特徴は、倦怠感・息切れ・風邪を引きやすい・冷え性などです。
「気」は免疫力や自然治癒力にも影響を及ぼしますので、特に症状が酷いと思われる方はしっかりとした対策が必要です。
気虚は、文字通り「気」が不足しているので、補うものを食するように心掛けましょう。
牛肉・鶏肉・うなぎ・鶏卵・エビ・もち米・山芋・かぼちゃ・玉ねぎ・にんにく・ねぎ・生姜・豆・納豆・きのこ・栗・林檎・ほうじ茶・紅茶・緑茶 など
冷たいもの・生もの・脂っこいもの・チョコレート・刺激の強い食材
次回から残りのタイプもご紹介していきますが、体質は変化するものでずっとそのままということはありません。
自分が今は『気虚』タイプだったとしても、数年後には違うタイプに変化していることもありますので、常にご自身の身体と対話することを大切にしてくださいね。
