食、、、育?
こんにちは。チーフトレーナーの大橋です。
先日、とあるニュース記事やコラムなどを見ていたら、またかと思う内容が載っていました。
それは少年スポーツの食育についてです。
記事の詳しい内容はここでは避けますが、簡単に説明すると、勝てる為の身体を作るという理由で、小学生に米だけを大量に食べさせるという内容です。
これは最早食育と呼んでよい内容ではありませんが、未だにこの手の指導者が存在します。
同じ指導する立場の人間として、疑問と怒りさえも感じますね。
そもそも米は身体を作る構成材料というより、身体を動かすエネルギーという役目の方が大きいわけです。
もちろん米で得るエネルギーは必要なのですが、それだけに偏れば、ただ無駄に肥満になるだけです。
身体を作る為、ましてや成長期の子供であれば、色々な種類の食べ物を満遍なく食べさせる事が重要です。
何かの指導者でなくても、誰にでもわかるごく一般的に知られている常識なはずです。
米で得たエネルギーだって野菜、海藻、穀物やフルーツから取れるビタミンやミネラルが無いと上手く活用出来ませんし、タンパク質が無いと筋肉、骨、血液などを作る事が出来ません。
そして時には胃腸を休め、身体の機能を高める為に、少食にするタイミングだって必要です。
きっと上記の指導者は、想像ではありますが、過去の実績と経験を元に指導をしているのかなと思います。
実績と経験は大切な事だとは思いますが、同じぐらい実績と経験は怖いものだとも思います。
何故なら、どんなに凄くても実績と経験は過去のものであり、かならずしも今に適応出来るとは限らないからです。
過去の実績と経験に頼らず、過去の実績と経験を活かすことで新しい実績と経験を作り上げる事が大切ではないでしょうか?
指導者は相手の身体を預かる身、ましてや相手が子供であれば責任は重大なはず。
早くこんな悲しい食育の記事が無くなる事を願う、今日この頃でした。。。