肩の痛み|ツボこんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日はいい天気ですね。花粉症の方には辛そうですが…。プロ野球もオープン戦が行われていますが、今月末には開幕と、今年も新たなスタートがきられようとしています。その前に、まだ卒業式など控えている方もいらっしゃると思いますので、今までの感謝と離れなければいけない淋しさと、十分に噛み締めて分かち合ってください。 話を野球に戻します。少し前になりますが、中日の松坂がファンサービス中に肩を痛めたニュースがありました。野球だけに限らず、他のスポーツでも、日常生活でも、肩を痛めることは結構あります。今回は、そんな肩の痛みに効果のあるツボをご紹介したいと思います。 肩の痛みと一言で言っても、様々な症状がありますが、今回は大きく2つについて書いてみたいと思います。まずは『肩関節周囲炎』、一般的に『五十肩』と呼ばれているものです。肩関節を構成する筋・関節包の炎症性疼痛で、原因としては使い過ぎや加齢による退行性変化(筋力の衰えなど)が考えられますが、定かではありません。初期には強い痛みを伴いますが、時間が経てば痛みはやわらいでいきます。(個人差がかなりあります。)また、その痛みにより肩を動かせる範囲(可動域)が制限されてしまいます。ここで、痛みを恐れて肩を動かさない生活を続けていると、可動域が狭くなったままになるケースもあります。そうならないためにも、肩関節の動きをよくしたり、動く範囲(可動域)を広げたりするのに効果的な運動として『振り子体操』(または、アイロン体操)があります。五十肩になる前も、なった後でも効果的なので、ぜひ取り入れてみてください。 次に、『肩こり』です。首は、成人では約5kgもあるといわれる重い頭を支えているため、PCに向かったり、下向き姿勢、猫背など不自然な姿勢が長時間続くと、首の筋肉や関節に負担がかかります。 その結果、首にコリや痛みを感じるようになるのです。 肩こりを起こす主な原因は・姿勢の悪さと運動不足 椅子に座りっぱなしで 、目や手先を使う仕事や家事をすることが多い方、長時間同じ姿勢でいることによっ て、筋肉が緊張状態のまま固まってしまいます。 さらに、運動不足になると、肩回りの筋肉を動かしてほぐ す機会がなくなります。 ・ストレス 精神的なストレスがかかると、気がつかないうちに体全体に力が入ってしまいます。 首や肩にも力が入っているので、 筋肉が緊張状態になってしまいます。 ・冷え性 冬の寒さだけでなく、夏場の冷房など、寒さで肩回りの血流が悪くなると、筋肉の緊張状態が悪化しやすい です。 ・ゆがみ 私たちは普段、知らず知らずのうちにカラダのバランスを取りながら生活しています。 このとき、正しい姿勢であれば、最小限の筋肉でバランスを取ることができますが、生活習慣や環境、クセ などによって、正しい姿勢から逸脱してしまいます。 こうした、正しい姿勢から逸脱した状態を『ゆがみ』と呼んでいます。 カラダがゆがんでいると、不安定な体を支え続けるために、筋肉の力を過剰に使う必要があり、首や肩周り の筋肉も例外ではありません。 これを機会に、日常生活も含めて見直し、4月からの新たな年度に向けて、心機一転向かってみてはいかがでしょうか!? 風池(ふうち)耳の後ろにある骨と後頭部中央にあるくぼみとの中間。首筋のやや外側、うなじの窪みにあります。 天柱(てんちゅう)風池から親指1本分内側寄りのやや下に位置します。 中府(ちゅうふ)鎖骨の下のでっぱり(烏口突起)から指一本分下のところにあります。 手三里(てさんり)肘を曲げたときにできる横じわの外側の端から、手の方向に指3本分のところにあります。 合谷(ごうこく)手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボです。 今回のツボについては、肩こりのツボになります。五十肩に効果のあるツボもありますが、ご自身で押すには難しい位置にあるので、五十肩が疑われる方は、整骨院や鍼灸院に一度行かれてみてください。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日はいい天気ですね。花粉症の方には辛そうですが…。プロ野球もオープン戦が行われていますが、今月末には開幕と、今年も新たなスタートがきられようとしています。その前に、まだ卒業式など控えている方もいらっしゃると思いますので、今までの感謝と離れなければいけない淋しさと、十分に噛み締めて分かち合ってください。 話を野球に戻します。少し前になりますが、中日の松坂がファンサービス中に肩を痛めたニュースがありました。野球だけに限らず、他のスポーツでも、日常生活でも、肩を痛めることは結構あります。今回は、そんな肩の痛みに効果のあるツボをご紹介したいと思います。 肩の痛みと一言で言っても、様々な症状がありますが、今回は大きく2つについて書いてみたいと思います。まずは『肩関節周囲炎』、一般的に『五十肩』と呼ばれているものです。肩関節を構成する筋・関節包の炎症性疼痛で、原因としては使い過ぎや加齢による退行性変化(筋力の衰えなど)が考えられますが、定かではありません。初期には強い痛みを伴いますが、時間が経てば痛みはやわらいでいきます。(個人差がかなりあります。)また、その痛みにより肩を動かせる範囲(可動域)が制限されてしまいます。ここで、痛みを恐れて肩を動かさない生活を続けていると、可動域が狭くなったままになるケースもあります。そうならないためにも、肩関節の動きをよくしたり、動く範囲(可動域)を広げたりするのに効果的な運動として『振り子体操』(または、アイロン体操)があります。五十肩になる前も、なった後でも効果的なので、ぜひ取り入れてみてください。 次に、『肩こり』です。首は、成人では約5kgもあるといわれる重い頭を支えているため、PCに向かったり、下向き姿勢、猫背など不自然な姿勢が長時間続くと、首の筋肉や関節に負担がかかります。 その結果、首にコリや痛みを感じるようになるのです。 肩こりを起こす主な原因は・姿勢の悪さと運動不足 椅子に座りっぱなしで 、目や手先を使う仕事や家事をすることが多い方、長時間同じ姿勢でいることによっ て、筋肉が緊張状態のまま固まってしまいます。 さらに、運動不足になると、肩回りの筋肉を動かしてほぐ す機会がなくなります。 ・ストレス 精神的なストレスがかかると、気がつかないうちに体全体に力が入ってしまいます。 首や肩にも力が入っているので、 筋肉が緊張状態になってしまいます。 ・冷え性 冬の寒さだけでなく、夏場の冷房など、寒さで肩回りの血流が悪くなると、筋肉の緊張状態が悪化しやすい です。 ・ゆがみ 私たちは普段、知らず知らずのうちにカラダのバランスを取りながら生活しています。 このとき、正しい姿勢であれば、最小限の筋肉でバランスを取ることができますが、生活習慣や環境、クセ などによって、正しい姿勢から逸脱してしまいます。 こうした、正しい姿勢から逸脱した状態を『ゆがみ』と呼んでいます。 カラダがゆがんでいると、不安定な体を支え続けるために、筋肉の力を過剰に使う必要があり、首や肩周り の筋肉も例外ではありません。 これを機会に、日常生活も含めて見直し、4月からの新たな年度に向けて、心機一転向かってみてはいかがでしょうか!? 風池(ふうち)耳の後ろにある骨と後頭部中央にあるくぼみとの中間。首筋のやや外側、うなじの窪みにあります。 天柱(てんちゅう)風池から親指1本分内側寄りのやや下に位置します。 中府(ちゅうふ)鎖骨の下のでっぱり(烏口突起)から指一本分下のところにあります。 手三里(てさんり)肘を曲げたときにできる横じわの外側の端から、手の方向に指3本分のところにあります。 合谷(ごうこく)手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボです。 今回のツボについては、肩こりのツボになります。五十肩に効果のあるツボもありますが、ご自身で押すには難しい位置にあるので、五十肩が疑われる方は、整骨院や鍼灸院に一度行かれてみてください。