新元号は 『令和』(れいわ) こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は天気はいいですが、寒いですね。明日からはまた気温が上がってくるそうですが、温度変化が目まぐるしいと自律神経への負担がかかりやすいので、体調管理が難しくなりますから、季節の変わり目に体調を崩しやすい方は特に気をつけてくださいね。 さて今日ですが、つい先日、新しい元号が『令和』(れいわ)に決まりましたね今回は、元号について色々気になったので、ちょっと調べて見たことを書いて見たいと思います。 もともと元号は中国・漢の武帝の時代にできた制度で、日本へ伝わってきました。日本が元号を用い始めたのは、『大化の改新』のときからで、最初の元号は『大化』です。新元号『令和』は、「大化」から数えて248番目だそうです。 「大化」から「平成」までは、現在確認されている限り中国儒教の経典『四書五経』などの漢籍を典拠としていて、今回初めて(?)国書である『万葉集』にある歌の序文から典拠されました。大宰帥(だざいのそつ、長官)の大伴旅人(おおとものたびと)が、天平2(730)年に、梅花の宴という宴会を開き、大宰府の役人たちが集まって、梅花の歌、32首が読み上げられたそうです。その時の漢文で書かれた序文から採られています。なぜ序文からかというと、万葉集に収められた歌は『万葉仮名』で書かれていて、使用されている漢字は「あて字」のようなもので、それ自体にあまり意味はないそうです。そのため、元号の典拠とするには不向きだという声がありましたが、今回は歌そのものではなく、序文から採ったようです。 『初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」(書き下し文) ここから二文字をとって『令和』となりました。 ちなみに、「昭和」「平成」の由来は、昭和:四書五経の一つである『書経尭典』の「百姓昭明、協和萬邦」によるものだそうです。 「心合わせて仲良くしよう」という意味で、国民の平和と世界各国の共存繁栄を願って 付けられたそうです。平成:『史記』五帝本紀の「内平外成」(内平かに外成る)、『書経』大禹謨の「地平天成」 (地平かに天成る)に由来します。 天地、内外とも平和が達成されるという意味を持っています。 皆さんは、最初に『令和』と聞いた時、どう思われましたか?僕は、昭和生まれなので、「和」という字が入っていて、なんだか親しみを覚えました。まさか自分が、「昭和」「平成」「令和」という3つの時代を生きるとは思ってもいなかったので、感慨深いものがあります。どうかこの先の時代、戦争のない平和な世が続きますのように…。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は天気はいいですが、寒いですね。明日からはまた気温が上がってくるそうですが、温度変化が目まぐるしいと自律神経への負担がかかりやすいので、体調管理が難しくなりますから、季節の変わり目に体調を崩しやすい方は特に気をつけてくださいね。 さて今日ですが、つい先日、新しい元号が『令和』(れいわ)に決まりましたね今回は、元号について色々気になったので、ちょっと調べて見たことを書いて見たいと思います。 もともと元号は中国・漢の武帝の時代にできた制度で、日本へ伝わってきました。日本が元号を用い始めたのは、『大化の改新』のときからで、最初の元号は『大化』です。新元号『令和』は、「大化」から数えて248番目だそうです。 「大化」から「平成」までは、現在確認されている限り中国儒教の経典『四書五経』などの漢籍を典拠としていて、今回初めて(?)国書である『万葉集』にある歌の序文から典拠されました。大宰帥(だざいのそつ、長官)の大伴旅人(おおとものたびと)が、天平2(730)年に、梅花の宴という宴会を開き、大宰府の役人たちが集まって、梅花の歌、32首が読み上げられたそうです。その時の漢文で書かれた序文から採られています。なぜ序文からかというと、万葉集に収められた歌は『万葉仮名』で書かれていて、使用されている漢字は「あて字」のようなもので、それ自体にあまり意味はないそうです。そのため、元号の典拠とするには不向きだという声がありましたが、今回は歌そのものではなく、序文から採ったようです。 『初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」(書き下し文) ここから二文字をとって『令和』となりました。 ちなみに、「昭和」「平成」の由来は、昭和:四書五経の一つである『書経尭典』の「百姓昭明、協和萬邦」によるものだそうです。 「心合わせて仲良くしよう」という意味で、国民の平和と世界各国の共存繁栄を願って 付けられたそうです。平成:『史記』五帝本紀の「内平外成」(内平かに外成る)、『書経』大禹謨の「地平天成」 (地平かに天成る)に由来します。 天地、内外とも平和が達成されるという意味を持っています。 皆さんは、最初に『令和』と聞いた時、どう思われましたか?僕は、昭和生まれなので、「和」という字が入っていて、なんだか親しみを覚えました。まさか自分が、「昭和」「平成」「令和」という3つの時代を生きるとは思ってもいなかったので、感慨深いものがあります。どうかこの先の時代、戦争のない平和な世が続きますのように…。