体調不良と食事
梅雨明け宣言はまだですが、ようやく夏らしい天気になってきました。
それまでは長〜い期間の曇りや雨、気温も低くく風邪などで体調を崩す方も多かったです。
皆さん働いているので、風邪を引いても仕事を休む事はなかなか出来ない。
そこで早く治すことに焦り、体力をつけようと出来るだけ食べるようにします。
まず風邪を治す、崩れた体調を元に戻すのであれば、より迅速かつ活発に新陳代謝を行い、元気で新しい細胞を生み出す事が重要。
それにより自己回復能力が最大限に高まり、体調が戻りやすくなります。
ですが、そこで食事を沢山取りお腹に物が溜まると、消化と吸収で身体は大忙しです。
そして人間の体の仕組み上、消化吸収と代謝は同じ活動具合で同時進行出来ません。
身体に入って来た物を放置しておくわけにはいかないので、消化と吸収が優先され代謝は後回し。
しかも消化と吸収は身体にとって重労働なので、とても体力を使い疲れます。
つまり、お腹に沢山物がある限り消化と吸収ばかりをメインで繰り返し、代謝は作業効率は著しく低下して、身体の回復は遅くなります。
そもそも食べた物が全部翌日に吸収され身になるわけではありません。組織レベルで定着するのは数週間、数が月先の話。
これは言い換えると、体調を崩した時に食事量を減らし、代謝を優先させ回復を促進させようとしても、現在に至るまでの食生活が乱れていれば、思うように代謝は活発に機能はしません。
日頃の生活をどう過ごしているかで、いざ体調を崩した時の回復スピードが全く違ってきます。
事が起きてからの対処は全て対処療法。日頃からいざに備えて頂ければと思います。
