縁日とお祭り
縁日は、毎年決まった日に神仏と縁を結ぶという意味や目的があります。 お祭りは、農作物の豊作願いや収穫祝いなどのために行われるもので、各地の神様にお供えものをして賑やかにお祝いをします。 神様が関わっているという点に関しては縁日とお祭りは似ていますが、縁日は日にちごとに、お祭りは季節ごとに行われます。
春は田植えなど農作物を植え付ける作業の季節なので、豊作を願ってお祭りをし、夏は台風がきたり害虫が農作物についたりとトラブルが多い季節なので、疫病退散の祈願としてお祭りをします。 秋は春に植えた農作物の収穫時なので、無事に収穫できた喜びと感謝を込めてお祭りをします。 冬は一年無事に過ごせたことを感謝して次の一年も無事に過ごせますようにとの願いを込めてお祭りをするのです。
お御輿を担いで高い位置にもってくるのにも理由があって、神様が人々を見渡せる位置にもってくるためです。 だから休憩中でも地面に置くことはせず、必ず台の上に置くようにするのも、神様を地に置かないという配慮があるためです。
