風水について
古代中国では、王城地や王都の設営、墓所の設計などを総括する高度な環境工学、戦においては戦略法などを詳細に示す軍学としてその地位を確立させていきました。 『すべての道は長安に通ず』と謳われた大唐の都の設営、明朝から清朝そして現代まで栄え続ける北京など、中国の歴史上栄えた多くの都はすべて風水によってつくられたそうです。 戦においても三国志で名高い諸葛孔明をはじめ、中国史に名を刻む多くの高名な軍師は風水を駆使した兵法を実践していたとのことです。
観勒を日本に招いたのは蘇我氏で、蘇我氏を通じて聖徳太子に伝えられました。 これ以降、藤原京から始まり平安京に至るまで日本の遷都には風水が使われてきました。 ですが、徳川家康が天下を取り、その後、風水を使って天下を夢見る人物が出てこないようにと、風水を封印し、利用することを禁止してしまいました。