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風邪の人、多いですね。|ツボ

こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。

今日は寒いですね!

昨日が暖かかったので、余計に寒さが身に染みます。

先々週くらいからですが、お客さんで風邪を引いてしまってトレーニングに来られない方が急に増えてきました。

急に寒くなってきたので仕方ないかと思いますが、これから年末に向けて何かと忙しくなる時期ですから、体調なんか崩している場合ではない方も多いはず…。

そこで今日は、風邪について書いて見たいと思います。

風邪は原因の80〜90%がウィルスの感染によるものです。

ウィルスは200種類以上も存在するといわれ、その多くが低温・低湿の環境を好みます。冬に風邪をひきやすいのはこのためで、これらのウィルスは常に空気中を漂っているため、私たちはいつでも感染する危険にさらされています。

それでも風邪を引かないのは、栄養状態がよく、カラダの抵抗力(免疫機能)がしっかり働いているからです。ところが、ストレスや疲れ、栄養不足、睡眠不足など、カラダのコンディションが悪い時は抵抗力(免疫力)が低下し、風邪をひいてしまいます。

感染すると、ウィルスが鼻に入り、鼻粘膜で増殖し炎症を起こします。その結果、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが引き起こされます。その後ウィルスは咽頭や喉頭の粘膜に感染し、喉の痛みや腫れ、声のかすれなどの症状が起こります。さらに炎症が進むと、寒気、発熱や筋肉・関節の痛み、頭痛、腹痛、下痢といった全身症状が現われます。

東洋医学において風邪は、疲労やストレスで体の抵抗力が弱くなったところに、皮膚から『寒』(かん:冷え)や『外邪』(がいじゃ:外から入り込む病因)が侵入して起こると考えられています。

そのため体を温めて発汗を促し、寒や外邪を体外に排出することが基本的な治療方法です。こうした治療では、体を温めることで免疫力を活性化し、自分の力(自己治癒能力)で風邪を治すように働きかけます。ちなみに、夏の風邪は、冷房などによる『傷寒』(しょうかん:冷えによる風邪)、暑さによる疲労で起こります。この場合、時期的にいつも汗をかいているので、冬の風邪のように温めて発汗を促すのは、かえって体力を奪うことになってしまうのでNGです。

『風邪は万病のもと』と言われる通り、長期化した場合、他の病気を併発することもあるので油断は禁物です。何より大切なことはひかないための予防です。予防の第一は『手洗い』『うがい』。基本をキチンと守って、みなさんも風邪を引かないように気をつけましょう

【くしゃみ・鼻水などに効果のあるツボ】

迎香(げいこう)

小鼻(鼻柱の左右のふくらみ)の脇です。

風府(ふうふ)

後頭部と首の境にある太い2本の筋肉にはさまれたくぼみの上端中央です。

【寒気などに効果のあるツボ】

大椎(だいつい)

うつむいた時、首の後ろにポコっと出っぱる骨(第7頸椎)とその下の骨(第1胸椎)の間のくぼみです。

風門(ふうもん)

うつむいた時、首の後ろにポコっと出っぱる骨(第7頸椎)から背骨の突起を数えて2つ目、さらにそこから左右外側に指幅2本分のところ、左右2か所が風門です。

【喉の痛み、咳などに効果のあるツボ】

天突(てんとつ)

鎖骨と鎖骨の間のくぼみです。

中府(ちゅうふ)

鎖骨の外端下のくぼみからさらに指1本分下にいったところです。

風邪 予防 鍼灸 ツボ

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