免疫力を上げる
連日、新型コロナウィルスの報道が続いていますが、先日、世界保健機関(WHO)が『COVID-19』と命名していましたね。
日本では『新型コロナウィルス』『新型肺炎』と呼ばれています。新型コロナウイルス(COVID-19)は世界へと拡散し、感染者は25か国、1,000人以上の方が亡くなっています。
そこで今回から数回に分けて『免疫力を上げる』をテーマに書いてみたいと思います。
免疫とは、人類が命を繋げていく上で獲得した、欠かすことのできない優れたシステムです。
免疫細胞がつくられるのは骨髄などの臓器です。ですが、その機能は加齢により低下し、つくられる免疫細胞の数も減少し、細胞自体の機能も衰えていきます。
免疫力は20代をピークに徐々に下がり、加齢だけでなく、激しい運動・ストレス、睡眠不足・不規則な生活、野菜やタンパク質不足・PMS(月経前症候群)などで下がることが報告されています。
自律神経の働きは、心理状態に大きく影響されます。そのため、ストレスに対処することが大切です。もちろん、生活習慣を見直すことも必要です。
1日に10分程度の体操をするだけでもいいので、運動の習慣をつけることが大切です。運動は免疫力を向上させる他にも、生活習慣病を予防したり、転倒を防いだり、脳を活性化させるなどの効果もあります。
免疫力を維持するためには、良質なタンパク賃、ビタミン、ミネラルが必要です。脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな食生活を見直し、バランスの良い食事を心掛けましょう。
夜にきちんと眠れば、昼間はすっきり起きて動けるようになります。昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えをするためにも、睡眠のリズムを確保することが重要です。
笑うと副交感神経が優位に働きます。また、NK細胞という、免疫をつかさどる細胞が活性化されることが分かっています。たとえ作り笑いでも効果が得られる研究報告もあるそうですよ。
体温が高いとリンパ球が増えて活性化し、免疫力が上がります。また、身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
今回は「免疫とは?」について書きましたが、免疫力を上げるために行う行動は、そのまま『元気で健康な生活を送る身体づくり』になります。
