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肘の痛み

こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。

今日は爽やかな晴天ですね!

昨日関東地方では3年ぶりに木枯らし1号が吹き、いよいよ冬に向けて季節が進んで行くんだなという感じですね。

昨日お休みだったので、何年ぶりか分からない降りに紅葉を観に日光に行ってきました。

少し遅かったのか、散っている葉が多かった気がしますが、それでも山の緑・黄・赤のグラデーションはキレイでした。

今まで新型コロナの影響でどこにも出掛けていませんでしたが、久し振りの自然を満喫することができて、とてもリフレッシュすることができ、良かったと思います。

雪が降れば年末にはスキーにも行く予定なので、引き続き新型コロナやインフルエンザなどに注意しながら、たまには外出してみようと思います。

さて今日のお題ですが、最近僕自身ゴルフを始めたので打ちっぱなしに行くのですが、お客様にもゴルフをされている方が多くいらっしゃいます。中には肘に痛みが出てしまう、いわゆる『ゴルフ肘』になってしまった方がいます。

また、ゴルフをやっていない主婦の方でも肘に痛みが出てしまうことがあります。

ということで、肘の痛みについて書いてみたいと思います。

先ず『ゴルフ肘』についてですが、他にも『テニス肘』や『野球肘』などスポーツの名前のついた肘の痛みを聞いたことがあるかと思います。これは、腕の使いすぎにより、肘の関節や腕全体の筋肉にまで痛みが走る病気です。

ですからゴルフやテニス・野球だけではなく、バドミントンや卓球・剣道などでも同じような症状が起きることもありますし、シェフやデスクワークの多い人・主婦にも発症することがあります。

ちなみに、肘の内側に痛みの出る方と外側に痛みの出る方がいますが、ゴルフや野球だと比較的内側に痛みが出やすく、テニスはフォアハンドでは内側、バックハンドでは外側に痛みが出ることが多いです。

それぞれ主に使われる筋肉が違うためですが、内側の場合、上腕骨内側上顆部(じょうわんこつないそくじょうかぶ)に付着する筋肉に炎症が起き、上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)という症状が発症します。外側の場合は、上腕骨外側上顆部(じょうわんこつがいそくじょうかぶ)に付着する筋肉に炎症が起き、上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)という症状が発症します。

これらの痛みは肘のあたりに集中して出てくるので、肘関節を痛めたり使い過ぎてしまったと考える方が多いですが、その主な原因は、肘から下の腕の部分(前腕)・手首・手指の使い過ぎによるものです。

指や手首を動かす筋肉から肘を動かす筋肉にかけて疲労が蓄積されると炎症を起こします。ですから、筋力トレーニングによって鍛えることで軽減させたり、症状が出なくなるようにもなりますが、筋肉と骨をつなぐ腱(けん)と呼ばれる部分は、トレーニングによって鍛えることが出来ず年相応に老化が進むため、中高年になると痛みを発症するケースが増えてきます。

逆に若い時に発症するのは、技術が未熟という場合と、身体がまだ出来上がっていないうちに無理に使い過ぎてしまう場合(オーバーユース)が考えられます。

症状が出てしまっている方は、先ずはなるべく使わないように休ませることが大切です。

日常生活でどうしても使わなければならない方は、痛みを出にくくするバンドがありますから、そういった物を活用する方法もあります。

何はともあれ、自分が「もしかしたらそうかな?」と思われる方は、早めに整形外科を受診することをオススメします。

症状が軽ければ休むことで比較的早期に症状は治まりますが、腕は日頃良く使う部分だけに一度発症すると治りにくく、長期化して炎症が慢性化すると、手術が必要になる場合もあるので注意が必要です。

意外と身近なことで発症するものなので、日頃からトレーニングやストレッチなどをして、ならないように気をつけましょう。

【ツボ】

曲池(きょくち)

肘を軽く曲げた時にできるシワの外側の端にある出っ張った骨(上腕骨外側上顆)の少し内側にあるツボ。

少海(しょうかい)

肘を軽く曲げた時にできるシワの内側の端にある出っ張った骨(上腕骨内側上顆)の少し内側にあるツボ。

曲沢(きょくたく)

肘を軽く曲げて肘の内側を触ると硬い腱があり、この腱の小指側でシワのあるところ。

肘の痛み ゴルフ肘 テニス肘 野球肘

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