厄除けトレーナー 伊藤 道生2020年1月29日読了時間: 3分こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。昨日は寒かったですね〜。今日は打って変わって、ポカポカ陽気。毎回書いていますが、これだけ気温差が大きいと自律神経が乱れやすく、体調を崩しやすいので、今日は暖かいからといって無理をしすすぎると、翌日体調が…ということもありますのでご注意を! さて話は変わりますが、個人的な話ですが、僕は昨年『本厄』でしたので今年『後厄』です。そこで先日、神奈川県の茅ヶ崎にある『寒川神社』に厄除けに行ってきました。ここ最近は毎年行っているのですが、お祓いをしてもらうと、清々しい気持ちになって1年を無事に過ごせそうな気がします。「厄年なんて、ただの迷信、行事みたいなものでしょ!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、医学的にも老化が顕著に現れる年齢で、肉体的な変調や病気などが起こりやすい時期と言われています。行ったことで「よし!大丈夫!!」と思える方は、『病は気から』とも言いますから、その効果は期待できるかもしれません。今日は、『厄除け』について少し書いて見たいと思います。 厄年になる年齢は決まっています。厄年は『本厄』というメインとなる厄年が1年、その前後1年に注意が必要な年という『前厄』『後厄』があります。また、厄年は一般的に数え年で書かれています。数え年とは、生まれた年を1歳とする昔の年の数え方のことです。現在は年齢を0歳から数えるので、マイナス1歳で考える必要があります。例えば、数え年で25歳が本厄の方の場合、実際は、マイナス1歳の24歳が本厄です。 男性は厄年が3回あり、25歳・42歳・61歳です。42歳は特に注意が必要で、『大厄』といって厄年の中で最も注意しなくてはいけない年とされています。女性は4回あり、19歳・33歳・37歳・61歳です。男性より1回多くなっていますが、これは女性は20代から30代に受難が多い(肉体的な変化も起きやすい時期)と考えられていたためです。女性の大厄は33歳です。 厄払いを行う時期は1月1日の元旦から2月3日の節分までの1ヶ月間です。なぜ節分なのかというと、昔の暦では立春の翌日が新年と考えられていたので、現在の厄年の始まりである元旦から、旧暦で年が入れ替わる前の節分までが理想とされたからです。でも実際は、どのお寺や神社でも年中行われているので、節分までに行かなかったとしても問題はないようです。厄除けに近い言葉として、『厄払い』『厄落とし』などともいいますが、ほぼ同じ意味で使われています。また、神社とお寺のどちらでも厄除けをすることはできます。できますが、その方法が異なります。どの方法でもご利益に違いはないと思います。 最後に厄年の起源についてですが、陰陽五行思想にあると言われています。ある特定の数字に対する『忌』がその根拠といわれており、日本では平安時代の『宇津保物語』『源氏物語』に厄年と思われる記述がありますが、一般的では無かったようです。庶民も厄除けのために寺社に訪れるようになったのは、江戸時代中期頃からといわれており、交通網や情報網が整備されて、安全に旅ができるようになってからと考えられています。 厄年について書いてみましたが、厄年を気にしすぎることは良くないです。最初にも書きましたが、『病は気から』。仕事も生活も忙しく、体に変化が現れやすい時期だということを認識して、自分を労わることが大切です。
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