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膝が痛い

こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。

今日は寒い!!

昨日までの暖かさがウソの様な寒さデスね。

こういう時に『ギックリ腰』は起きやすいので、皆さん気を付けましょう。

もし痛みが出たら、先々週のブログに腰痛について書いてますので、そちらをご参考に。

さて今日は、痛み編第3弾『膝』について書いてみたいと思います。

人の身体にはたくさんの関節がありますが、膝は最も痛めやすい部位と言われています。 膝だけに限らず、痛みは弱いものから強いものまで人によって様々です。例えば、「膝が重たい」「引っ掛かるような感じがする」「動き始めは少し痛いけど、すぐに消える」といった症状は、膝の痛みの初期の症状として多いものです。

痛いという状態になる前に違和感を覚えることが多いので、普段から注意して早い段階の対処していきましょう。

なぜ膝に痛みが出てしまうのでしょうか?

激しい運動をしたり、たくさん歩いたりすると膝を痛めてしまうと考える人が多いですが、逆に膝をあまり動かさない運動不足も原因の一つといわれています。

確かにスポーツや仕事などによる膝への過度な負荷は膝の痛みの大きな原因になりますが、膝を長い間あまり動かさないでいると、筋力が低下して膝関節をサポートする力も衰えて、骨と骨の間のクッションとなる軟骨の摩耗を早めて、膝の痛みを生じさせてしまうのです。

ここで少し膝関節の構造について簡単に説明しておくと、膝には、太ももの骨『大腿骨』(だいたいこつ)、すねの骨『脛骨』(けいこつ)、お皿と呼ばれる『膝蓋骨』(しつがいこつ)という3つの骨が組み合わさっています。

大腿骨と脛骨の端は、骨同士がぶつからないように『関節軟骨』(かんせつなんこつ)で覆われており、骨の間には軟骨の一種である『半月板』(はんげつばん)というクッション代わりの組織もあります。また、関節の中は『関節液』(かんせつえき)で満たされていて、関節軟骨に酸素や栄養を補給しています。

それぞれの骨が直接ぶつからないように軟骨や半月板がクッションの役割を担い、関節を動かすために多くの筋肉が使われています。 主に膝関節を曲げ伸ばしする動作に使われる筋肉は、『大腿四頭筋』(だいたいしとうきん:太ももの前側の筋肉)や『大腿二頭筋』(だいたいにとうきん:別名ハムストリングス:太ももの裏側の筋肉)です。それだけではなく、お尻の筋肉である『大臀筋』(だいでんきん)なども膝の動きをサポートしています。

しかし、運動不足に加え、加齢や体重の増加などによってこれらの筋肉が衰えてくると、クッションの役割をしている軟骨や半月板の負担が増えて、やがて磨り減り、骨同士がぶつかる様になって、痛みが出てくる様になります。

中高年になって膝の痛みを訴える人が増えるのは、こういった理由からです。

特に女性の場合、男性に比べて膝関節を支える筋力が弱く、関節が小さいため、膝にかかる負担が大きくなります。患者数で比べると、女性は男性の2倍といわれます。

そしてもう一つの原因は「関節の柔軟性の低下」です。 運動不足によって起こる膝の痛みが原因で、膝関節の新陳代謝が鈍化し、膝関節が硬くなることがあります。

膝の関節が硬くなると、周囲の組織に痛みが生じるようになったり、脚をしっかり伸ばせないため、ふくらはぎに負荷をかける歩き方になり、それが続くと股関節を痛めてしまったりします。 さらに筋肉に柔軟性がない状態で運動をすると、軟骨や骨をサポートできずに負荷がかかって、膝に痛みが生じてしまうのです。そうなると、動くのがおっくうになり、さらに運動不足になるという悪循環に陥る恐れがあります。

すでに痛みがある人は、できるだけ運動したくないというのが本音かもしれませんが、筋肉は動かさないでいると、どんどんやせ衰えて萎縮していきます。また、運動不足の状態が長引くと、腰や股関節など他の部位にも悪影響を及ぼします。将来、パートナーや子供に迷惑を掛けたくないと誰もが思っているでしょう。そのためには、面倒臭くても億劫でも運動療法は欠かせません!!

【ツボ】

内膝眼(ないしつがん)

膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下にある内側のくぼみです。

外膝眼(がいしつがん)

膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下にある外側のくぼみです。

委中(いちゅう)

膝の裏側中央にあるツボです。

梁丘(りょうきゅう)

膝の皿の外側にある出っ張った骨から、指3本分上にあるくぼみです。

膝 痛み 鍼灸 ツボ

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