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今と昔⑤

こんにちは。チーフトレーナーの大橋です。 今と昔の生活様式の違い、新し過ぎるについての続きです。 前回はトランス脂肪酸が現代人には新し過ぎて対処が出来ないという事を書きました。 この新し過ぎるというのは物質的な事だけではなく、現象の中にも新し過ぎる物があります。 孤独という現象です。 ここ数年科学の世界では孤独という現象に注目が集まるようになりました。 2015年に海外の大学が行ったメタ分析によると、孤独感はタバコや肥満と同じくらい全身に炎症を起こし、病気のリスクを高める事がわかりました。 古代の部族達は100人前後の集団で生活していたようです。この集団のサイズは生涯ほとんど変化はしないようで、いかなる時も仲間達と一緒に過ごします。 現代ではとても考えられない生活ですが、古代の厳しい環境では集団から離れてしまう事は死に直結してしまうので、この集団生活は長い時代古代の狩猟採集民には適した生活でした。 その為、現代人の脳には人間関係が希薄な環境に対応するシステムが備わっていません。 インターネットの普及により、どこにいても世界中の人達とコミニケーションを取れるようにはなりましたが、家族や住んでいる地域との関わりが希薄になっている現代では、孤独は自分の生存を脅やかす現象と認識されてしまいます。 孤独を感じ脳は新し過ぎる脅威に抵抗を始め、免疫システムが過剰に働き、全身に炎症の影響が出るという結果になります。 しかし、物質的な物とは違って、孤独という現象の定義は人それぞれ。 簡単に孤独がどうかなどは決めれないし、わからない。 ただ、孤独と炎症は関係があるというのは事実。 ここは変わらない。 変わらない事実を知っているのか、知らないのか、大きく違ってきます。 さて、どのようなアクションが必要か。


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