Exercise is Medicine
これは米国スポーツ医学会が2007年より提唱しているものです。
運動は万能薬であり、あらゆる健康障害や病気に対して有効であるという意味が含まれています。
薬を処方出来る医者や、病気などを研究している研究者が運動は薬と同等な物だと認めているわけですから、これはすごい事だと思います。
過去のブログにも書きましたが、筋肉には分泌系としての機能もあり、運動して筋肉を刺激することで様々な物質が分泌されます。
筋肉から分泌されるホルモンの総称でマイオカインというものがあります。
その中の1つのIL-6という物質があります。これは炎症作用がある物質なのですが、運動して筋肉からたくさん分泌されると、抗炎症作用をもって分泌され、病気や生活習慣病に対して良い効果をもたらします。
そんな身体に良い物質が他にも30種類以上、運動して筋肉が刺激されることによって分泌されます。
だからこそExercise is Medicineという言葉は成立しています。
このような事は世界的に認知され、どんどん常識となっていくと思います。
先日加圧学会に出席した時も、このExercise is Medicineという言葉はよく使われていました。
しかも面白い事に、この言葉は一般の人々に向けた言葉ではなく、医師達に向けて発信された言葉だそうです。
私達トレーナーは治療行為というのは行えませんが、それと同等に近い効果のある運動について知識を深め、皆さんに還元出来ればと思います。
